「ここちよさ」 「うつくしさ」 「あそびごころ」

「はままつシャツ」とは

風合いが世界で認められている遠州織物を使って、

「ここちよさ」「うつくしさ」「あそびごころ」をコンセプトに

オリジナルのデザインで仕立てたシャツです。

カジュアルからビジネスまで

幅広いシーンで着ていただけます。

緊急告知☆

ファブリック鈴忠 浜松市東区大島町634

はままつシャツ部創部六年目の第二章 部長徒然

【創部六年目になりました】

 

 はままつシャツ部は今年で創部六年目になりました。
 これまで年2シーズンの販売会とともに、ファッションショー、遠州織物由来の場所を巡るバスツアーや現場で携わる方をお招きしてお話を伺う「はままつシャツしゃべり場」、地元ミュージシャンへ衣装提供や自主企画音楽朗読劇も開催。地元の皆さんと織物の接点を増やしたいと「シャツの作り方教室」も開催しました。
 シャツ部はそもそもが「大人の部活動」。メンバーみなさん、主婦だったり、サラリーマンだったり、事業者だったり。それぞれ様々な「本職」を担いながら、その空いた時間「放課後」で活動してくださっています。そんななかでこれだけの活動が続いた6年間を振り返ると、自分たちがやっていることではありますがよく続いているなぁ~とつくづく感慨や感動を覚えます…。
 でも、そんな活動が続けてこられた一番の理由は、販売会や各イベントへ足を運んで下さるお客様、応援して下さる沢山の皆さまとの出逢いがあったからこそでした。

【はままつシャツのお客様】

 

 遠州織物は綿にはじまり、麻からウールまで幅広い素材と多岐にわたる加工技術によって魅せるバリエーションが広い生地の産地です。販売会では、そんな豊富な生地のなかから作り手がそれぞれの個性に合った素材選び出し、さらにオリジナルで仕立てたデザインが多く並んでいます。
 「面白いのがあるね」「肌触りが違う」「着ていて楽です」「変わったのがあって楽しいですね」という声と共にご案内葉書を大切にお持ち下さるお客様もいてくださって、販売会をお待ちくださっているんだなぁ〜有り難いなぁと思います。「せっかくなら地元のものを贈りたい」とプレゼントとしてお求め頂くことも増えてきました。
 「次はいつですか?」「普段買えるところはありますか、」というお問合せにはこれまで次の販売会をご案内していたのですが、東京や隣県の方からのお問い合わせにはなかなか対応できず、心苦しく思うことも増えてきました。有り難いなぁ〜と思います。

 一方で、ここ浜松ならではのお客様との出逢いも沢山ありました。その方々との出逢でこの六年間随分私たちは励まして頂いてきたのです。

【はままつシャツのお客様 ②】

 

 はままつシャツの販売会では「家業が機屋だった」「働いていたことがある」という、織物に携わってこられた関係者の皆さんも沢山いらして下さいます。そうして並んでいるシャツを眺めては、記憶にあるお爺様の作業の様子を懐かしそうにお話されたり、自分がされていた作業の苦労を呟かれたり。「今はこんなになっているだなんて嬉しいねぇ」「頑張ってね」と言って下さるのです。繊維の街といわれた浜松ならではだなぁと思います。
 浜松の繊維産業は、今は私たちの普段の生活の中では遠い記憶として埋もれてしまっているのかもしれませんが、多くの人の記憶の中にはしっかり息づいているのです。私たちは販売会を通してその息遣いを感じていました。

...

 浜松の繊維を知らないお客様と知っているお客様が行き交うはままつシャツ販売会。五年の月日を重ねた六年目の今年、私たちは繊維の街の記憶が残る三角屋根工場「ファブリック鈴忠」さんの工場跡で定期販売「はままつシャツ 月2ショップ」を始めることにしたのです。

【ファブリック鈴忠さんとの出会い】

 

「ファブリック鈴忠」こと鈴木忠和さんは現在草木染職人としてご活躍中の元機屋さんです。
 25才の時に機屋として独立。それににあわせて昭和45年三角屋根の織機工場を東区大島町に建てられました。土壁造りの広さ約70坪の建物で織機17台が稼働していたそうです。体調を崩されたことをきっかけに今は草木染め職人へ転向されていますが、ガチャ万といわれた時代からこれまでの繊維の変遷をとともにある人生を過ごされてきた職人さんです。私たちの活動をとても良くご理解下さっていて、時には販売会でご一緒する草木染職人として、ときには長く遠州織物に携わられてきた関係者として、いろいろ教えてくださり力をお貸しくださる心強い応援団でした。
 そんな鈴木さんご自身の歴史とも言える三角屋根工場は、繊維の歴史とも重なっていて、此処にしかない空気を感じます。灯り取りに取り付けられた三角屋根の小窓から差し込む柔らかい陽射し、今も積み重ねられている生機、織機が並んでいた広い空間とそこに漂う油の匂い。浜松が繊維の街と言われた頃を知らない私たちにとって、其処...はまるでタイムスリップした歴史風景と出会ったような新鮮な空間のように思えました。また、この空間を懐かしさと愛着をもって足を踏み入れてくださるお客様も沢山いらっしゃる。はままつシャツのお客様の顔が次々と思い浮かんでくる、そんな空間だったのです。
 今と昔の時代が交差するこの空間に、はままつシャツを並べて繊維の街浜松のその先を「シャツ」でデザインしたい。そのアイデアを鈴木さんにドキドキしながらお話しした時、鈴木さんが面白がって聞いて下さって本当に有り難かったです。

【10年後をイメージして楽しむ 
   はままつシャツ 月2ショップ】

 

 いまシャツ部では常設販売会「月2 ショップ」の4月スタートへ向けて皆で動き出しています。
 初めにも申し上げた通りはままつシャツ部は「大人の放課後部活動」です。そんな体制でスタートする「月2ショップ」ですが、驚くことに誰一人反対するメンバーはいませんでした。そんなところに活動が5年続けてこられた証を感じます。今まで経験は「大変」と「面白い」は常に背中合わせということを学んだ五年間でした。そのことは此れからの先の私たちの活動をきっと支えてくれると思います。...
 実は活動するにあたって私たちには一つモットーがありまして、それが「面白がってやれるようにやる」ということです。あまり気張らずできる事を楽しんで続け、その10年先に「シャツの街浜松」が少しでも描けていると一番面白いなぁ~と思います。

 そんなこんなで開催の運びとなりました「はままつシャツ 月2ショップ」。いろいろ決まりましたら改めてご案内申し上げます。楽しみにお待ちくだされば幸いです。

 

記 はままつシャツ部 部長 水野さえ子