《シャツとの出会い》

 

「どうしてシャツだったんですか?」

 

じつは先日事務局へお越しになられた方からそんな質問を頂きました。

 なんだかビックリ!笑

そしてそんなこともお伝えできていなかったのか~、、、と目から鱗が落ちたので、今回はそんな話題について書いてみます。


 《きっかけ》

私は30代半ばで洋裁学校に通い始めました。シャツとの出会いはそんな私に「お父さんのシャツを縫って頂戴」という母の一言から始まりました。
ちょうど仕事を退職し背広を脱いだお父さんの着たいシャツが売っていないのだと。

 

「ボタンダウンで、第一ボタンが衿から下三センチに付いていて、カフスがもう少し幅がひろくて、、、、」

 

はいはいと、張り切って縫った初心者マークのシャツも一枚二枚三枚、、、と。何枚縫ってもとても喜んでくれるのです。

一方でそれまであまりメンズシャツに興味がなかった私も「シャツなんてこんなにたくさん売っているのに着たいシャツが無いだなんて、、、」と
不思議に思ってデパートなどの売り場を気にしてみるようになりました。

そうするうちに女性売り場に比べて男性のアイテムは予想以上にバリエーションが少ないことを知り、なるほど~と、、、、。


「父が着たいシャツ」その言葉の意味について少しずつ考えるようになったのです。


 《気が付いたこと》

 

「シャツ」というアイテムについて改めて考えると、老若男女共通するアイテムも他にないのではないでしょうか。先日、おばあちゃまとお孫さんとお揃いのシャツのご依頼を頂いたのですが

 

夫婦で 恋人で 父娘で 母息子で、、、

 

お揃いで揃えるとそれだけでますます特別な関係になれてしまいます。

シャツは人と人を繋ぐツールアイテム❢そんな風に考えるようになりました。それはまだ「はままつシャツ」という芽がでる何年も前の出来事でした。

 

 

《遠州織物とシャツの関係》


「お父さんの着たいシャツが無い」そんな母の言葉から始まった私のシャツ作りでしたが、2007年には「DM.Sae(ディーエム さえ)としてシャツの制作縫製の仕事として取り組む決意に至りました。

そして、そのことが更に遠州織物の産地の歴史、繊維の産業に携わる職人さん、その方々の経験手業から生み出される様々なテキスタイル

などたくさんの出逢を重ねていくことになりました。


そしてそこで知ったことは、遠州織物は薄い綿織物を綺麗に織り上げる技術は世界一であるということでした。自分がキーワードにしていたシャツはここ「浜松」と直接繋がるるキーワードでもあったのです。


〇シャツは老若男女に共通する数少ないファッションアイテム

 

〇シャツは自分が着たいとっておきを探している人がいる

 

〇シャは遠州織物がもっとも得意とするテキスタイル

 

〇シャツはそれを纏う人の気持ちと遠州織物の産地、両者を繋ぎ・盛り上げるキーワードになれる

 


いかがでしょうか。
こういう流れでくると、、、、もうシャツを作るしか無くなると思いませんか? 笑

 

《はままつシャツにシャツがあると面白い》

 

そんな閃きと、そこへ伏線を貼られたようなさまざまな出会いに導かれ、2012年大人の部活動として「はままつシャツ部」創部、2018年の今年から事業体を目指す新体制で動き始めている毎日です。


今回は「どうしてシャツだったんですか?」というテーマですこしお話しさせて頂きましたがいかがだったでしょうか?

多くの方は私が「はままつシャツ」に巻き込んでいると思われているかもしれませんが、見方を変えれば実は私が一番巻き込まれてしまっている訳で、、、そんな私見も最後に一言加えさせていただきますね。


おしまい。笑